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和氣弘明教授らの研究Gが脳の免疫細胞ミクログリアが転移を断つ瞬間を初めて生体内で観察し、明らかにしました。
和氣教授らの研究チームは、1細胞レベルで観察できる2光子顕微鏡を用いて、播種性のがん細胞(DTC:Disseminated Tumor Cells)を生きたマウスの脳内でとらえる技術を開発しました。そして、DTC周囲のミクログリアががん細胞を排除する瞬間をカメラでとらえました。これは、従来のできあがった転移巣や摘出標本からの推測によるいわば静止画が中心だった脳転移に関する研究の壁を超える手法です。
脳唯一の免疫細胞であるミクログリアが、なぜ脳転移時にはがん細胞の増殖を許してしまうのかは謎とされてきました。今回、和氣教授らの研究グループは、ホログラフィック2光子顕微鏡による「オプト・オミクス」技術によってがん細胞が脳に転移する最初の瞬間に、腫瘍の周囲に存在するミクログリアだけを標識・回収・解析することに成功しました。治療の難しい脳転移の進行抑制につながる研究が今後も期待されます。■脳転移の最初の瞬間に光を当てる
―脳の番人ミクログリアが、がんの「種」を食べる―「Cancer Research」に掲載
2025年12月10日付(日本時間12月11日0時)
https://doi.org/10.1158/0008-5472.CAN-25-3425■名古屋大学大学院医学系研究科 研究トピックス掲載(2025年12月11日)
(日本語)
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/research/pdf/Can_251211.pdf
(英語)
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_E/research/pdf/Can_251211en.pdf論文 -
鳥本司教授らの研究Gが世界初の高輝度量子ドット合成と生体イメージングに成功しました。
鳥本 司 教授らの研究グループは、量子科学技術研究開発機構(QST)などとの共同研究により、これまで発光特性が未解明だった半導体材料「Ag₈GeS₆(硫化銀ゲルマニウム)」を用いて、近赤外領域で強く安定に発光する新しい量子ドットの開発に世界で初めて成功し、生体深部イメージング用発光プローブとして利用できることを実証しました。
本研究成果は、2025年5月7日に科学誌「Small」にオンライン早期掲載され、7月3日に名古屋大学、QSTよりプレスリリースされました。また、日刊工業新聞(7/7(月)22面)でも紹介されました。■Enhancing Near-Infrared Photoluminescence of Ag₈GeS₆ Quantum Dots Through Compositional Fine-Tuning and ZnS Coating for In Vivo Bioimaging Small, 2411142 (2025),著者:鳥本司、湯川博、馬場嘉信(Q-BReD関係分)
■生体内で強い発光と低毒性を両立する量子ドットを開発 プレスリリース(2025年7月3日 名古屋大学・QST)
■未開拓の硫化銀ゲルマニウム半導体(Ag₈GeS₆)を、ナノサイズ化・組成制御することで、世界初の高輝度量子ドット合成と生体イメージング応用に成功~(QST:QLEAP量子生命Flagshipプロジェクト)
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清中茂樹教授らが進めたAMPA型グルタミン酸(AMPA受容体)可視化プローブに関する論文がScience Advances誌に掲載されました。
この論文では、開発した蛍光プローブを使って、記憶・学習の細胞機構として考えられているシナプス可塑性時にAMPA受容体がどのように集積するかも明らかにしました。
■Rapid and reversible fluorescent probe enables repeated snapshot imaging of AMPA receptors during synaptic plasticityScience Advances Volume 11 Issue 26 27 Jun 2025
本研究成果は、名古屋大学、東北大学、日本医療研究開発機構(AMED)でプレスリリースされました。また、中日新聞(6/7(土)30面)、日刊工業新聞(6/13(金)21面)、科学新聞(6/13(金)8面)、日本経済新聞でも紹介されました。論文 -
安井隆雄特任教授,湯川博特任教授,馬場嘉信特任教授らのナノバイオデバイス・量子生命科学に関する総説が、Anal. Sci. 40周年記念特集号”Progress and Prospect in Analytical Science and Technology”に掲載されました。
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佐藤和秀特任講師らの近赤外光線免疫療法の細胞死メカニズムに関する研究成果が米国化学会雑誌『ACS nano』に掲載されました。
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湯川博特任教授、馬場嘉信特任教授らの「量子生命科学に関する総説」が、Chemical Society Reviews誌に掲載されました。
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安井隆雄特任教授、馬場嘉信特任教授らのナノワイヤによるメチル化DNAの選択的分離に関する研究成果が、Lab on a Chip誌に掲載されました。
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有馬彰秀特任講師、馬場嘉信特任教授らのナノポアによるウイルスベクターの識別に関する研究成果が、Small Methods誌に掲載されました。
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安井隆雄特任教授、馬場嘉信特任教授らのコアシェルナノワイヤによる細胞外小胞捕捉に関する研究成果が、Chem. Comm.誌に掲載されました。
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